プログラミングには『アレンジ力』が必要?

私はプログラミングを学ぶ上で、アレンジ力がとても重要だと考えています。理由は以下の2点となります。

プログラミングでの『アレンジ力が必要』な理由2点

①大抵のプログラムは既に存在している

プログラミングでは完全に1からプログラムを作ることは少なく、既存のプログラムを環境に合わせてアレンジすることが圧倒的に多くなります。
インターネットで検索すれば、大抵のプログラムは公開されています。
ほしい機能そのものではなくとも、部品を組み合わせたり、部分的に改修するなどして完成させることができます。
ですが、その為にはアレンジする力が必要です

②時代や環境の変化に合わせて改修が必要

プログラミング初心者はプログラムに問題が発生した時、よくプログラムを解読して改修するのが面倒で、全部消して1から作り直したりします。
これは結果として完成までに時間がかかりますし、せっかく今まで稼働してきて問題修正・改善し続けたプログラムが、また最初の状態にリセットされてしまうことになり非効率です。
現在の状況を鑑みて本当に直すべき部分のみを改修できる力が不可欠です

(実行・・・うまく動かない。プログラムの16行目を修正中・・・)

(・・・ああ、そこじゃない!その3行上の箇所が間違い。もう一度上から見直せばわかるはず・・・。言いたいけど我慢。)

(再度実行・・・やはりうまく動かない・・・同じ場所を再度修正・・・)

・・・

プログラム全削除!

ぐはぁ。もうちょっとだったのに・・・・。何も全部消さなくても。

レッスンでのアレンジ力

よって、プログラミングのレッスンでは、以下のように進めています。

  1. まずはテキスト通りにプログラム作成
  2. 正しく動作するのを確認したら、次は必ず内容をアレンジする

アレンジ内容は自由です。どうアレンジすればいいかわからないときは、『より使いやすくするには?』『より便利にするには?』というヒントから考えてもらいます。

ただ、テキスト通りプログラムを作成するだけではプログラミングを理解できているとは言えません。
アレンジするということは、元のプログラムを理解している必要があり、自分なりに改修する為により深くプログラミングの理解が出来て、さらにアレンジ力の向上にもつながります。

まとめ

以上より、プログラミングによって『アレンジ力の向上』が期待できます。

以前ご紹介した『問題解決能力』と合わせることで、今後コロナ禍のような、またはそれ以上の問題に直面しても対応して生き抜いていける力を身に着けてもらうことを目指し、レッスンを進めていきたいと思います。

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